世界の孤島 2015 9 5

 最近の世論の動向や知識人の言動を見ていると、
日本は利己的な風潮が強くなっていると思います。
つまり「自分の国さえよければ、外国のことは関係ない」という利己的な考え方です。
 これを日本人は「島国根性」と言うのでしょうが、
日本が中小の国ならば、こうした態度でも問題ありませんが、
今の日本は、明白に「超大国」です。
 日本は、経済の規模は、世界第3位で、
そのうえ、世界最大の債権大国となっています。
 中小の国が圧倒的に多い世界の国々から見れば、
日本は、明白に「超大国」です。
超大国ならば、超大国なりの責任を国際社会に果たすべきです。
 「日本が好き」という外国人の多くが、
心配していることは、こういうことです。
 日本人は、日本が快適な国なので、
外国に行こうと思わないし、外国への関心も低い。
内にこもっている。
その結果、日本が「世界の孤島」になってしまうのではないか。

「欧州の苦悩」
 欧州には、アフリカから多くの難民が押し寄せ、
今は、中東のシリアから難民が押し寄せ、
欧州の苦悩は深まるばかりでしょう。
 「欧州の理想」からは、難民は受け入れるべきでしょうが、
「欧州の現実」からは、
これ以上難民は受け入れられないと悲鳴を上げている国が多いと思います。
 こうした「理想」と「現実」の間で苦しんでいるのが、
今の欧州であり、これは欧州だけの問題ではありません。
 難民は、人類にとって、共通の課題です。
これは、人類全体が取り組みべき「共通の課題」です。



































































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